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住まいづくり研究室 ニュースと日記

住まいや建築に関することで、私が日々考えることを綴っていきます。
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耐震偽装の根本を考えるpart1
耐震偽装の問題は、未だに新たな偽装や計算ミスが見つかっています。
そこで、耐震偽装が出来た土壌としての建築業界を考えてみたいと思います。

要因としては、
建築士資格の内容・構造計算の曖昧な部分・確認申請の体制・建設業界の複雑さ・建設や設計に対する保障と保険・無資格で出来る建設関係の仕事の範囲・建築士の建設業界内での立場
等が複雑に絡み合った中で発生したと考えられます。

今回はこの中で、建築士資格の内容について考えます。
そもそも、建物に関する資格の中では一級建築士がトップに上げられます。
この一級建築士を持っているとどんなことが出来るのか。
これは、業者としての登録を行えば、全ての建物を設計し建てることができる資格なのです。
つまり、資格の上ではどんな大きな建物もたった一人のたった一つの資格でまかなえてしまうという、恐ろしい資格であるということです。

実際の建物は、いろいろな人の協力の上で成り立っています。
設計に関して言えば、意匠設計(機能を満たすデザインをする人)構造設計(建物の強さを計算し安全を確認する人)設備設計(建築の設備を必要な機能と性能を持った物に設計する人)に分かれます。

これは、最近の技術の発達により、一人で全てをまかなうことが出来ないために生じてきた形です。
小さい建物ならば一人で出来る場合も多いですが、マンションなどの大きな建物を一人で設計することはまず不可能です。

建築設計のこの3つの分野はかなり昔から独立した(兼業もありますが)事務所となっていました。
ここで、この3つの設計分野で、建物の安全に対してどんな責任があるかを考えてみます。

意匠設計
火災時など非常時に安全に避難出来る作りにする。
これには造る材質や一部屋の面積の制限や避難距離を一定の距離以下にするなど色々条件があります。
構造設計
台風や地震で建物が倒れないような強度を建物に持たせる。
これは、過去の地震や台風によって各地域ごとに計算上の強度が決められていてこれを満たすように計算します。
設備設計
電気やガスなどを使用する際、安全に使えるように各設備機器を決めます。
これは、厨房の換気扇などを換気不足にならないように機器の大きさを計算したりします。

このことから、各々の分野で人の命に関わる部分を設計していることがわかります。
しかし、通常は一級建築士の意匠設計者が書類上全責任を取る形となっています。
つまり、構造設計や設備設計は、現在資格が各々で作られているにもかかわらず、書類に記載する部分=責任を感じる部分が無いことが問題なのです。

以上から、耐震偽装での資格からみた問題は、一級建築士=すべてという体制にあるといえるでしょう。
| 耐震偽装 | 03:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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